自分の夫を好きでいる

嫁姑問題というとあたかも自分と姑だけの問題のように聞こえますが、実はそうではありません。そこにはもう一人、両者に大きな影響を及ぼす「夫」という存在があります。

そもそも姑とは

嫁姑問題画像そもそも姑とは、自分が夫と結婚したことによって否応なく発生した新しい家族です。よく言われることですが、夫になる相手を慎重に選ぶことはできても姑は選べません。夫を選んだ時点で、自動的に「お義母さん」と呼ぶことになる相手が姑なのです。これは姑にとっても全く同じことが言えます。可愛い息子を信じ、その意思を尊重すればこそ、どんな相手でも家族として広い気持ちで迎え入れる覚悟を決めるわけです。

そんな両者が親しくなっていく過程では、当然大なり小なり摩擦が発生します。これがいわゆる嫁姑問題です。ですから、この問題と向き合っていくうえで嫁にとって最も重要なポイントとなるのは夫であり、その夫婦関係だといえるでしょう。

いくら夫の実家と別居していても、嫁と姑の関係には表面を取り繕うだけでは済まなくなる段階が必ずやってきます。お互いに譲り合い、歩み寄る努力を必要とする場面が必ず出てくるはずです。そんなとき、ぐっと言葉を飲み込めるのも、姑の立場になって考える優しさを持てるのも、自分が信頼する夫の母親であればこそです。

夫が長男の場合、将来必要になるかもしれない姑との同居や介護も、大切な夫の大切な母親であればこそ前向きに協力できるのではないでしょうか。反対に夫との関係がうまくいっていない状態では、介護どころか、その母親といい関係を保とうと努力することは至難のワザです。それどころか、夫の欠点に苛立てば、そんな夫に育てた母親までも憎らしく思えてくるものではないでしょうか。

まずは自分の夫を心から愛する

嫁姑問題画像ですから、まずは自分の夫を心から愛し、夫婦としての信頼関係が維持できるようお互いに努力すべきです。結婚生活における全ての事柄の中心は夫婦関係です。ここがぐらついていては、嫁姑問題は言うまでもなく家族間・親戚間の様々な問題に対して努力していく気持ちなど到底沸いてこないでしょう。

自分にとって実の両親が大切な存在であるように、相手にとってもかけがえのない肉親なのだという当たり前の認識すら、夫婦関係が良好でなければなかなか正常に保てないものです。姑とのあいだに多少の摩擦や行き違いがおこったとしても、大切な夫の大切な母親であると思えばこそ、諦めることなく家族としての努力が継続できるのではないでしょうか。

このように嫁姑問題は夫婦の関係と切り離して考えるべきことではありません。自分と姑との問題だけを取り出していたずらにストレスを感じるよりも、まずは夫婦としての自分たちに正面から向き合ってみる必要があります。まずは自分の夫を心から好きでいること、それが嫁姑問題も含め幸せな結婚生活を送るために、最も健全かつ効率的な正攻法といえるでしょう。