姑との相性を考える

姑との相性を考えてみることは、嫁姑の良好な関係の維持に意外に役立ちます。姑とのあいだに持ち上がっている問題や悩み事をいったん全て脇に置いて、純粋にお互いのタイプと相性について考えてみましょう。

兄弟姉妹タイプによる相性

嫁姑問題画像私が参考にしているのは兄弟姉妹タイプによる相性です。これは、自分が兄弟姉妹のどの順番に生まれどう育ってきたかという育成環境が、その人の後天的な性格形成に大きな影響を与えているという考え方に基づくものです。

私も姑も兄弟姉妹のなかで一番上の長女として育ってきました。長女は面倒見がよく姉御肌な性格である反面、常に下の弟や妹をその支配下においてきたためワガママで独善的な一面も持っているようです。面倒見の良さという点では、ヤンチャだったと聞く弟2人を含め4人兄弟の長女として下を束ねてきた姑のほうに軍配があがります。

嫁姑問題画像一方、長女独特のワガママさという点においては、たったひとりの妹をいつも子分のように連れまわし支配的な態度をとってきた私のほうが勝っているように思います。ただ、私も姑も共に甘え下手で、常識を重んじる保守的な性格だという点でかなり似ています。

お互いにこのような長女気質ですから、遠慮や気遣いがかち合ってなかなか距離が近づいていきませんでした。姉御肌の姑は私に対しても色々と世話をやいてくれますが、私たち夫婦の間に必要以上に踏み込んでくることはありません。まさに常識的で寛大な姑だといえるでしょう。そんな姑に感謝しつつも、私は嫁として一抹の寂しさを感じていました。

一方で私も甘え下手で自分を良く見せたいという長女らしい性格が災いして、姑の好意に安心して甘え切ることが出来ないでいました。姑が何気なく好きだと言うタレントが、どれもワガママでヤンチャな印象を与える弟・妹タイプであることに気づいたときは、長女どおしの相性の悪さを漠然と感じたものでした。

相性そのものではなく、相性を冷静に認識することが大切

嫁姑問題画像確かに同じ長女気質であることは、嫁姑の相性としてはベストではないようです。姑にとっては妹気質の嫁のほうが付き合いやすいはずですし、私にはその逆のことが言えます。ですが、大切なのはお互いのタイプと相性を冷静に認識することであって、決して相性そのものではありません

なぜなら、相性を手がかりにお互いの関係はいくらでも改善の余地があるからです。普段の悩み事も相性に照らし合わせて考えれば、どのように対処すべきか見えてくるものがあるはずです。長女気質をぶつけ合っていた私と姑の場合なら、私が背伸びすることを辞め、姉御肌な人生の先輩を信頼して少しずつ頼るようにしたことで関係は以前よりスムーズになってきました。

しかも相手との相性を知っていることで、その言動に必要以上に傷ついたり腹を立てたりしなくて済みます。実際に私は自分と同タイプの姑が理解できる気がしていますし、その言動に悪意がないことを信じられます。

相性を見直すことは、相手をきちんと知ろうとすることです。その目的は、関係を決め付けるためでも諦めてしまうためでもありません。自分たちにあった前向きな対応策を模索し、より良い関係を目指して努力していくためです。

もし姑との関係に悩みや問題を抱えているなら、お互いの性格や相性を見直してみることをおすすめします。相性そのものとは別に、きっとシンプルで有益なヒントが得られるはずです。